今や副業としてだけでなく、本業として始める人も増えている在宅ワーク。
今回は「初期投資なし」「資格不要」「好きな時間」で稼げる在宅ワークをご紹介します。
「これから在宅ワークを始めたいけど何がいいのか分からない!」という方に必見です。PCかスマホさえあれば今日からでもスタートできるので、ぜひ参考にしてみてください。
在宅ワークは「書く」力が無くても大丈夫!
在宅ワークはなにもライティングのように「書く」ことだけが仕事ではありません!
書く力がない人にもおすすめできる在宅ワークをそれぞれ見ていきましょう!
おすすめの仕事①商品モニター
「商品モニター」とは、一言でいうと「企業の市場調査に協力する」仕事です。
企業から送られてきた新商品やサンプル品を実際に使用して、その感想や意見をアンケートで回答。それに対し謝礼を受け取るというものです。
やり方も簡単!
応募から回答まで全てネットで行うので、PCやスマホさえあれば誰でも簡単に始められます。
商品のジャンルは「化粧品・食品・ファッション・酒タバコなどの嗜好品」などさまざま。探せば何かしら興味のあるものが出てくるでしょう。
企業側としては、商品モニターを通して消費者の生の声を集めることで、より良い商品の開発や売り上げに繋げたいという目的があります。
おすすめの仕事②テープ起こし
「テープ起こし」とは、録音された音声をそのまま文章化する仕事です。
ポイントは、文章の要不要の取捨選択をせず、発言者が話しているとおりに文章化すること。
同じく文字を扱う仕事にライターという職種がありますが、テープ起こしは聞いたことを“そのまま正確に”起こす作業なので、ライターとしてのスキルや経験は必要ありません。
よく雑誌などに、インタビュー記事が載ってますよね。
あれは録音された音声を文字に起こして、ライターが記事として仕上げていることが多いのです。
テープ起こしの内容はインタビュー以外にも、講演・会議・座談会などがあります。
テープ起こしを発注する側の目的としては、「閲覧・共有・検索・データの保管」などを容易にすることにあります。
ちなみにテープ起こしは資格不要でスタートできますが、資格や講座を持っておくと理解が深まったり、仕事を受注しやすくなるなどの利点があります。
「商品モニター」は稼げるのか
では実際に商品モニターという仕事は稼ぐことができるのでしょうか。
収入の目安や、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
まず知っておきたい! 商品モニターのタイプ
収入を知る上で、まずは商品モニターのタイプを把握しておく必要があります。
<商品モニターのタイプ>
- 商品は無料でもらえるが報酬はでない
- 商品を無料でもらえて報酬ももらう
- 商品を格安で購入し報酬をもらう
- 商品を無料で使用してから返却する
このように、商品モニターとひと言でいってもタイプは色々あるんです。
報酬は現金に限らず、ポイントや商品券としてバックされることもよくあります。
また家電製品などは返却しなければならない場合がありますが、その分現金や金券などの謝礼をもらえることも。
「賢く稼ぎたい」のか「賢く商品を購入したい」のか、ご自分のニーズに合わせて選びましょう。
商品モニターの収入目安
上記でご説明した通り、商品モニターには報酬があるものとないものがあります。
では、報酬とは具体的にどんな内容なのでしょうか。
商品モニターの報酬は、1案件につき1,000~5,000円くらいが相場といわれています。
ただ実際のところ数百円の案件も結構ころがっているので、内容によって報酬のふり幅は大きいでしょう。
報酬は現金に限らず、商品券や図書券、ポイントとして相当分を付与されることもよくあります。
商品モニターのメリット・デメリット
メリット①新商品を先取りできる
商品モニターは、基本的に販売前の商品を対象に実施されます。
なので、新製品が好きな方におススメですね。
メリット②意見を出せる
まだ販売されていない商品に対し、自分の意見を出せるのも魅力の一つ。
報酬のためだけでなく、こういったところに楽しみを感じる人も多いようです。
メリット③無料もしくは格安で商品を試せる
商品モニターを行う特権は、なんといっても無料または格安で商品を使用できること。
普通なら定価で購入しなければならないので、ここも嬉しい点ですね。
メリット④簡単作業を在宅でできる
商品モニターの最大のメリットは、在宅で好きな時間に行えることです。
副業として気軽に始めてみたい方や、育児の合間にちょっとだけ試してみたい主婦の方など、自分のペースで簡単に参加できるのがGOOD。
もちろんノルマや厳しい決まりなどもないので、副業として非常にオススメです。
デメリット①倍率が高くてなかなか当たらない
正直、商品モニターは他の在宅ワークと比べて数がそれほど多くありません。
さらに、高額な案件や条件の良い案件ともなれば人気が集中し「3か月に1回当たればいい方だ」という声もあります。
単価が高くてもコンスタントに仕事を受注できないという点は無視できません。
デメリット②現金が稼げない
商品モニターの謝礼は現金とは限りません。
もっと言ってしまうと、ポイントや図書カード、商品券など現金以外の方が多いというのが実際です。
現金が欲しいという方は、体験モニターや覆面モニターを使ってみるのも良いでしょう。
(エステや美容室などの店舗へ行き、覆面調査してアンケートに回答するというもの)
デメリット③完全無料かつ報酬ゲットは意外と少ない
先程、商品モニターは無料で試せて報酬がもらえると言いました。
しかし、商品を「完全無料」で使用できて報酬まで手に入る案件は結構少ないです。
ほとんどの場合は、格安ではあるものの商品を購入する必要があったり、「何パーセント還元」という形をとり、報酬もあったりなかったり。
また商品は「完全無料」だけど、報酬はもらえないという案件もあります。
中には条件の良い案件もありますが、そういうものは競争率が高く抽選になることが多いのが実際のところです。
商品モニターを行う際の注意点
商品モニターの仕事を行う上で、注意しておきたい点がいくつかあります。
これらを守ることで、効率よく報酬を得ることができるので、覚えておきましょう。
①商品は早めに受け取る
商品モニターの依頼を受けたら、ほとんどの場合は荷物が届いてから2日以内にテストを開始しなければなりません。
そこで注意点としては、宅配日には必ず自宅にいて荷物を受け取ってください。
やむなく不在になる場合でも、翌日までには必ず荷物を受け取った方が良いです。
②矛盾した回答に気を付ける
商品モニターは、基本的に人気の高い仕事です。
矛盾した回答をすると謝礼の対象から外され、他の応募者に回答権が渡ってしまうことがあります。
③調査が終わるまで容器や袋は捨てないで!
これは注意点の中でも特に大事です。
ビールや缶酎ハイなどのサンプル品が入っていた空き缶は、くれぐれも捨てないで下さい。
サンプル品の中には、「容器や袋に至るまで返却」と書かれているものもあるからです。
お酒類は特に、気が緩んでうっかり捨ててしまいそうになりますよね。
しかし失くしてしまうと謝礼の対象から外されたり、次回から調査に参加できなくなることも。もっとシビアなケースだと“訴訟に至る”こともあるようなので、十分に気を付けましょう。
注意書きに「サンプル品の厳重保管と返却義務」などの文言か書かれていないか、事前にチェックしておきましょう。
④家族と同居している場合はさらに注意を
上記③の話のつづきです。家族が一緒に住んでいる人は、家族への注意喚起も忘れないようにしてください。
どんなに自分が気を付けていても、事情を知らない家族が捨ててしまうなんてことは十分ありえますからね。
「テープ起こし」は稼げるのか
続いて2つめのおすすめ在宅ワーク「テープ起こし」についてです。
こちらも少々特殊な仕事のため、きちんと概要を把握してから仕事を開始しましょう。
テープ起こしの収入目安
テープ起こしの収入を知る上でおさえておきたいのが、「仕事を受注するルート」です。
一般的に3つあります。
<テープ起こしの受注ルート>
- フリーで仕事を受注する
- クラウドソーシング経由で受注する
- 下請けや知り合いからの紹介で受注する
実際にテープ起こしを仕事にしている人は、どかれ一つのルートに絞らず複数のルートを使って仕事を受注しているケースがあります。
ということで、それぞれの収入相場を見ていきましょう。
受注ルート①フリーで仕事をする
フリーの場合、相場は60分の音声で10,000~20,000円ほどです。
テープ起こしに慣れていれば、60分の音声を起こすのにかかる時間は3~4時間。
時給換算すると、だいたい2,500~6,500円という計算になります。
作業時間だけ見ると、かなり割りの良い仕事ですよね。
ただ、別途で無給の打ち合わせなどが入ることもあるので、時給としてはこれより低くなる可能性も。
受注ルート②クラウドソーシングを経由する
こちらは、仕事のマッチングサイトで受注するパターンです。
個人で気軽に登録でき、初心者OKの案件もあるので始めやすいのが良いところ。
ですが、その分報酬に大きな幅があることも覚えておいてください。
相場の一例としては、60分の音声で4,800円。
作業時間が4時間だった場合は、時給換算して1,200円です。
クラウドソーシングのシステムとして、基本的に報酬の2割程度の手数料を紹介サイトに支払います。なので、4,800円の場合の手取り金額は3,840円となります。
また、フリーの場合と違って打ち合わせはなく、仕事のフォーマットや決まりが最初から指定されている場合がほとんどです。
おすすめのクラウドソーシングサイト
受注ルート③下請けや知り合いから紹介してもらう
双方の合意で報酬が決まるため、相場はありません。
ツテさえあれば、初心者の入り口としては確実に仕事が受注できる穴場ルートです。
時給は数百円といったものもあれば、キャリア次第では数千円になることも。
テープ起こしのメリット・デメリット
テープ起こしにもメリット・デメリットが存在するため、事前に確認しておいてください。
メリット①在宅でできる
テープ起こしの最大の魅力は「ネット環境さえあればどこでも仕事ができる」こと。
家族の転勤などにも対応でき、家事や育児とも両立しながら長く続けられるということで、主婦の方からの人気が非常に高い仕事です。
メリット②意外と高収入
テープ起こしは時給単価ではなくは固定報酬がほとんどです。
なので最初のうちは時間がかかる分、時給換算すると割に合わないこともあるでしょう。
しかし慣れてスムーズにこなせるようになれば、決して単価の安い仕事ではありません。
先程もお伝えした通り、フリーで仕事を受注すれば時給換算で2,500~6,500円が相場。
クラウドソーシングを使っても、時給換算で1,200円ほどは稼げます。
家にいながら資格なしで始められる仕事としては、かなり割りの良い部類に入ると思いますよ。
メリット③経験を積めば受注率アップ
実績を沢山作ってスキルアップすればクライアントからの信用にも繋がり、より多くの仕事を受注することができます。
また、速くて質の良い仕事ができるようになれば時給も上げられるので、長期的に取り組んでいくのがこの仕事で稼ぐ秘訣かもしれません。
デメリット①初めは受注しにくい
テープ起こしはただでさえ倍率が高いうえ、応募条件が「経験者のみ」の場合も多々あります。
なので、初めての人は受注がなかなか難しいのも実際のところ。
少しでも受注率を上げるために、 まず「初心者OK」の案件に応募してみましょう。
さらに低単価で見積もりを提出したり、経験を積みたいという思いを伝えることも大切です。
デメリット②慣れるまでは単価が低い
上記でも触れましたが、初めは経験を積むためにも低い単価でスタートするのが必須です。
初めてとなると作業時間もかなりかかってしまい、時給換算すると泣きたくなってくるかもしれません。
でも、実績を積めば必ず収入はアップします。数件先の高収入に向けて、初めは忍耐です。
デメリット③根気が必要
「聞いたことをそのまま文字入力する」と聞くと、一見簡単そうに思いませんか。
しかしこの作業、想像以上に根気がいります。
正確に文字を起こすこと、複数人の発言者の声を聞き分けること、音声と入力の同時進行作業など、これだけでも最初はかなり神経を使います。
また、人の話すスピードは思っているより早いんです。
音声速度を落として聞かないと追いつけないので、たとえ60分の音声でも実際は1.5~2倍の時間がかかるでしょう。
さらに、何度も同じ部分を聞き直して打っていくという作業も発生します。
テープ起こしを行う際の注意点
テープ起こしについても注意点を知っておくことで、実際に始めた際に「こんなはずじゃなかった・・・」という事を防げるので、覚えておきましょう。
①一般常識が必要
会議やインタビューなど、テープ起こしの録音内容は専門的なテーマが少なくありません。
議題は案件によって都度変わるので、専門知識を身につける必要はないでしょう。しかし、話の大枠を理解できるような一般常識があるに越したことはありません。
文法や敬語、漢字の知識もそうですが、ビジネス用語や歴史用語、時事ネタなどが数多く出てきます。
日頃から新聞や本を読んで一般常識を養っておくと、ふとしたときに武器になってくれるでしょう。
②タイピングスキルは必須
テープ起こしは、いうまでもなくタイピングが必須です。
タイピングスピードも求められるので、タッチ・タイピング(キーボードを見ずに文字を打つこと)を身につけておくことが重要。
③複数人の声を聞き分ける
テープ起こしの中でも多くの人が苦労するのが、複数人が登場した場合の音声の聞き分けです。
映像がないだけに、人物の特定と聞き分けは非常に骨の折れる作業なのです。
得意不得意もあると思いますが、はじめのうちは誰もが多少なりとも苦戦する部分だと思いますので、ここまで言っておいてなんですが、あまり気負いせず試してみましょう。
まとめ
「テープ起こし」の仕事は、高単価だからといって軽い気持ちで飛びつくと初心者は大変な思いをします。
それほど骨の折れる作業ではありますが、その分大きな達成感を得られるのも事実です。
場数を踏めば高収入につながるというのも魅力ですよね。
一方「商品モニター」の仕事は大きなお金を稼ぐのは難しいながら、誰でも簡単に始められる人気の仕事だと分かっていただけたと思います。
また参加した人の中には、アンケートに書いた内容が企業の心を掴み、後日個別インタビューを申し込まれたなんていうお話もあるんです。
というわけで、今回は「商品モニター」と「テープ起こし」の仕事をご紹介しました。
環境の変化が激しい現代。このような在宅ワークを今から始めておくと、将来的にもご自分の生活の武器になるでしょう。
気になる方は、ぜひ一度挑戦してみてください。
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