「Webライターをはじめたけれど、どこで仕事を受注すればいいの?」
という方も多いのではないでしょうか。
会社に勤めていれば業務が途絶えることはありません。しかし、会社に属さずWebライターになる場合、自分で仕事を見つけなければいけません。
クラウドソーシングでは、初心者や未経験の方でもお仕事を見つけられます。
本記事では、おすすめのクラウドソーシングサイトをはじめ、登録したらはじめにすべきことや注意点などをご紹介しています。
クラウドソーシングとは?メリットやデメリットを解説
クラウドソーシングとは、不特定多数の群衆を示す「crowd(クラウド)」と業務委託を示す「sourcing(ソーシング)」の造語です。
インターネット上でプラットフォームを通じ、発注者側が案件を提示して、受注者側が提案をし、通過した場合に正式に仕事を受注するのが主な流れです。
受注者側としては、会社に属さず自分の得意なジャンルに絞って仕事を獲得できるのが大きなメリットです。在宅でできる仕事も多く、ご自身の生活に沿った仕事が可能です。しかし、継続案件を獲得できても、発注者側の都合で打ち切りになってしまったり、単体の業務の場合は特に収入が安定しないことがデメリットです。
クラウドソーシングに登録したらやること
クラウドソーシングは基本的に無料で登録ができます。仕事を受注するためには、これから紹介する3つのことをはじめに行いましょう。
本人確認をする
クラウドソーシングに登録したら、まずは本人確認を行いましょう。
本人確認をしなくても、仕事の提案は可能です。しかし、自分が仕事を発注する立場であれば相手の本人確認がとれていたほうが安心してお仕事をお願いできますよね。
その他、秘密保持契約(NDA)や電話番号の確認があるプラットフォームもあります。
特に実績のないうちは、発注者側は本当に信用できるライターなのか?を見ています。
もちろん、1度確認や登録をしてしまえば、繰り返し行う必要はありませんので、早めに対応してしまいましょう。
アイコンを設定する
本人確認ができたら、次にアイコンを設定しましょう。
可能であればご本人の顔写真が好ましいですが、イラストでも問題ありません。ただし、既存のキャラクターは著作権の関係があるので避けてください。
顔写真は抵抗があるけれど、自分の似顔絵なら…、という方はココナラでイラスト制作の依頼をすることをおすすめします。有料ですが安価で依頼できるものも多く、SNSを運用する際にも利用できます。自分の写真をもとに描いていただくこともできますので、アイコンに愛着をもってやりとりできますよ。
プロフィールを充実させる
続いて、プロフィールを書いていきましょう!
サービスによって内容は異なりますが、通常は自由記載欄があります。発注者側から声をかけて頂くこともありますので、丁寧に作ることをおすすめします。
また、内容に変更がある場合は、随時更新していきましょう。
プロフィールには最低限、下記内容を記載してください。
・簡単な自己紹介や経歴
・実績
・可能な業務やスキル、得意ジャンル
・稼働時間(副業の方は特に記載しておきましょう)
・希望文字単価
プロフィール文のサンプル
プロフィール文のサンプルをご紹介します。
最初は型に沿ってで構いませんので、下記を参考にご自身の内容に変更しましょう。
仕事を多く受注している方のプロフィールもあわせて参考にしてみてください。
はじめまして。「●●(名前)」と申します。
この度はプロフィールをご覧頂き、ありがとうございます!
現在はIT会社で経理の仕事に従事しております。
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▼実績
・クレジットカードおすすめ5選(5000文字)▼目安金額
・文字単価1円〜▼稼働時間
平日:2〜3時間
休日:5〜6時間
※平日は本業をしておりますが、スマホは逐一チェックしております▼可能な業務やスキル
・WordPress入稿
・Googleドキュメント、Googleスプレッドシート
・Slack、ChatWork▼得意分野
・金融
・経理関連
※上記以外にも幅広く対応いたします▼保有資格
・簿記2級
・ファイナンシャルプランナー3級——————————————————
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。
実績は、記名記事かつURLを載せることが好ましいですが、その記事の掲載許可をもらえない場合は、文字数やジャンルを記載しておくことをおすすめします。
クラウドソーシングで気をつけること
クラウドソーシングでは、サイトを経由するので直接のやりとりに比べれば安心して仕事を受注できます。しかし、発注者側も登録自体は無料でできますので、悪質な案件もあるといわれています。ここではその見分け方をご紹介します。
依頼内容が簡単すぎる場合は要注意
依頼内容を熟読し、案件の詳細が明記されていない場合は注意が必要です。案件を受注した場合に、記載されていないことまで要求される可能性があるからです。また、確認に時間がかかり通常よりもコミュニケーションコストがかかってしまう場合もあります。
もしも挑戦してみたい案件なのに詳細が記載されておらず不安な場合は、事前に発注者へ質問しましょう。やりとりの中で人柄も見えてきますし、あやふやな回答あるいは返信が来ない場合は控えたほうがいいでしょう。
単価が低すぎる・高すぎる案件は避ける
Webライターで実績が少ない場合は、どうしても低単価の案件ばかりに提案してしまいがちです。しかし、例えば2000字で文字単価0.1円など、あまりにも低単価すぎるものは控えるようにしましょう。冷静に考えてみると、2000文字で200円です。
Webライターは執筆するだけが仕事ではなく、リサーチや推敲、修正内容も業務に含まれます。仮にはじめの1件を低単価のものにしても、2回目以降は文字単価1円以上で探していくことをおすすめします。
また同様に、あまりにも報酬が高すぎる案件には注意が必要です。色々な案件を見つつ、相場を把握した上でお仕事を探していきましょう。
発注者の評価を見る
クラウドソーシングでは、記事の納品後お互いの評価をつける必要があります。
星5点満点中5か4の評価が平均とされていますので、それよりも低い評価のものは控えたほうが無難です。受注者側の悪意ある行為で低く評価されている可能性もありますので、評価者のコメントもあわせて確認することをおすすめします。
Webライターにおすすめのクラウドソーシング6選
クラウドワークス
クラウドワークスは案件が多いプラットフォームとして有名です。
無料でアカウントの登録ができ、すぐに案件に応募することが可能です。
クラウドワークスでは、「クラウドカレッジ」というオンラインの学びの場も用意されていますので、未経験で自信がない方はこういった場所で勉強をするのも良いでしょう。
Lancers
ランサーズは国内最大級のクラウドソーシングです。
独自の認定制度があり、案件数をこなすことによってレギュラーランク、ブロンズランク、シルバーランク、認定ランサーとランクアップができます。
認定ランサーになると、なによりも発注者側の信頼度が増しますので、案件を獲得しつつ目指してみてはいかがでしょうか。
ココナラ
個人のスキルを気軽に売り買い出来るスキルマーケットです。最近ではテレビCMでも話題になっていますよね。
ココナラは、通常のクラウドソーシングとは違って、Webライティングというご自身のスキルを出品する形となります。
そのため、自分の強みや得意ジャンルなどが複数あると使い勝手が良いプラットフォームといえるでしょう。
サグーワークス
サグーワークスは記事作成に特化したクラウドサービスです。
報酬はポイント制度となっており、1ポイント=1円で現金などに変えられます。
「プラチナライターテスト」という独自のテストに合格すると、高単価ライティングに応募できます。また、サグーワークスが運営している「こぶたの鉛筆」ではライターの方向けに役立つ情報が発信されています。
ライターステーション
ライターステーションはライター募集の求人サイトです。
未経験の方は、応募時に課題文の提出をしていただき、合格した場合にお仕事を受けることができます。年齢や性別は問わず、「正しい日本語が書ける」方であればどなたでも挑戦が可能。
編集部の方のサポートも厚いので、おすすめのサービスです。
カカセル
ライティングの中でも、コンテンツマーケティング支援に特化したクラウドソーシングです。コンテンツマーケティングとは、収益に繋がる商品記事などを書くことです。
フィードバックも丁寧にしてもらえるので、専業ライターや、ライティングにより力を入れてお仕事されたい方におすすめです。
まとめ
クラウドソーシングは無料で登録ができる分、さまざまなひとが登録しています。
業者を間に挟んでいるので、直接契約よりは安心してやりとりができますが、無報酬でテストライティングを行って連絡がこなくなってしまったり、仮払いされる前に納期がきて急いで納品してそのままフェードアウトしてしまったりして泣き寝入りするケースも少なくありません。
最低限注意すべきことや正しい知識を身につけて、クラウドソーシングを活用するようにしましょう。
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