近年、Webライターの仕事に挑戦する方が増えてきており、気になっている方も多いのではないでしょうか?
「Webライターってそもそもどんな仕事なの?未経験でもできる?」
「本やインタビュー記事を思い浮かべるけれど、難しい仕事なの?」
「Webライターの仕事はどこで獲得するの?」
本記事では、Webライターの仕事内容を始め、仕事の受注方法やクラウドソーシングで応募する際の提案文についても書いていますので、ぜひ参考にチャレンジしてみてください。
Webライターの仕事内容
Webライターの主な仕事内容は、インターネットで読者が検索したときに表示された記事を執筆することです。あなたが今読んでいるこの文章もWebライターが執筆しています。
雑誌や新聞などの紙媒体は含まず、Web上のニュースやコラム、まとめ記事、インタビューなど幅広くあります。
テーマやジャンルはさまざまで、クライアント(発注者)から依頼された内容に沿って記事を執筆します。記事の方向性はもちろん、文字数や、文調など細かく指定される場合もあります。執筆していく中で、知識が少ないものについては、リサーチをしつつ読者に分かりやすいように整理しながらまとめていくことが大切です。
Webライターは、「文章力がないとだめなの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。どちらかといえば、適切なリサーチを行い、論理的に執筆していく能力が求められます。クライアントによっては丁寧にフィードバックを行ってくれるので、未経験でも挑戦が可能です。
受注方法1:クラウドソーシングで探す
クラウドソーシングとは、不特定多数の群衆を意味する「crowd」と業務委託を意味する「sourcing」の造語です。ここでは、クラウドソーシングの代表的なプラットフォームを3つご紹介します。
Lancers
ランサーズは、日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイトです。
受注者として無料で登録をし、カテゴリーから仕事を探すことができます。
Webライティングの他にも、デザイン制作やオンライン秘書、アンケートなどの簡単にできるタスク案件など幅広く募集されています。
報酬の受取時に手数料は発生してしまいますが、このようなプラットフォームを挟むことで報酬トラブルを避けられます。
クラウドワークス
クラウドワークスもランサーズと同じくらい大きなプラットフォームです。
初心者の方は、最初にこの2つに登録されている傾向が高いです。
クラウドワークスは、案件の数が多いことが特徴です。また独自のスキル検定があり、合格することで競争率の高い案件に通りやすくなります。Webライターについては、3級〜1級までの検定があるので、勉強しながら仕事を受注したいという方におすすめです。
※WEBライター検定2級、1級についてはそれぞれ受験料がかかります
ココナラ
最近テレビCMでお馴染みのココナラでも、Webライティングの仕事を獲得することができます。
クラウドソーシングとは違って、自分のスキルを出品してクライアントに購入してもらう形となります。クライアントに見つけてもらい、購入してもらわないと受注に繋げられないので、ある程度アピールできる実績が必要です。
そのためには、まずはいくつか実績を積んでから始めるのがいいでしょう。自分の得意な分野に絞って執筆をしたいという方におすすめのサービスです。
受注方法2:Twitterで探す
Twitterでも実はお仕事の募集がされているのをご存知ですか?すでにアカウントをもっている方は是非活用してみてください。
#Webライター募集 のタグで検索
「#Webライター募集」でTwitter検索をすると、意外にも沢山の案件募集があります。実際に探してみましょう!
ただし、Twitterはクラウドソーシングとは違い、残念ながら悪質な方もいます。募集している方のプロフィールや過去のツイート、フォロー・フォロワー数などをしっかりチェックしてから連絡しましょう。心配な場合は、フォローをしておいてまずは様子を見てみることをおすすめします。
DM(ダイレクトメッセージ)を開放しておく
Twitterのプロフィールや名前に「Wenライター」と入れておくと、クライアント側から連絡がくることもあります。TwitterのDMが解放されていないと、クライアント側はコンタクトがとれません。新規案件もどんどん挑戦したい!という方はDMの機能を下記方法で解放しておきましょう。
①「設定とプライバシー」を開く
②「プライバシーとセキュリティ」をクリック
③「ダイレクトメッセージ」
④「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」にチェックを入れる
ただし、タグ検索の時と同様、悪質な方もいますので最低限の確認は怠らないように注意してください。また、不明点があれば積極的に文字に残して確認しましょう。
ライター同士の繋がりを持つ
Twitterはただお仕事を探すだけでなく、ライター同士の繋がりも持てます。ライター駆け出しの頃は、一緒に頑張る人がいないと寂しいですよね。
色々な壁に当たったとき、同じ職種で気軽に相談できる仲間がいると心強いものです。
「#webライターと繋がりたい」というタグで検索すると、同様にライター仲間を募集されている方が見つかりますので、是非交流をもたれてみてください。
仲良くなれば、その方が対応しきれない案件をまわしてもらうこともできるかもしれませんよ。
受注方法3:直接メディアに提案する
クラウドソーシングを利用してしまうと、手数料等の関係でどうしても報酬が低くなってしまいます。慣れてきて、どんどん案件を獲得されたいという方は、直接メディアに提案することをおすすめします。
いきなり直接メディアに提案してしまっていいの!?と躊躇されるかもしれませんが、ライター不足のメディアも多く、実際に未経験で応募される方も多くいるそうです。
普段読んでいるWebメディアであれば、愛着を持ってお仕事ができますよね。ある程度実績が増えて、自信がついてきたらぜひ直接提案をされてみてください。
提案文の書き方のコツ
ここでは、クラウドソーシングで必要な提案文の書き方のコツをご紹介します。Twitterで応募するときも、直接メディアに営業するときも、根本は同じです。ぜひ参考にしてみてください。
相手を思って見やすく書く
提案文で大切なのは、クライアント側の気持ちを考えることです。クライアント側は日々多くの提案文を目にします。その中で、長く読みにくい文章だったら、それだけで目に止めてもらえる可能性が減ってしまいます。
・一文は短くする
・聞かれたことに答える
・案件に関係のあることだけを書く
・箇条書きを用いる
など、スッキリと見やすい内容にしましょう。
ポートフォリオを用意する
提案文はスッキリと簡潔に書くのが良いとお伝えしましたが、一緒にお送りできるポートフォリオがあると非常に便利です。
実績が少なくても、クラウドソーシングのプロフィールに盛り込んでいる内容を書くだけで、それを見たクライアントから直接連絡がくることもあります。
ポートフォリオのフォーマットは何でも構いませんが、noteで作成するとTwitterと連携ができるのでおすすめです。
提案文に記載すると文量が多くなってしまうけど、アピールしたい実績があるという方は、ポートフォリオと一緒に良ければ見て下さいという形にすれば良いでしょう。
自分が執筆するベネフィットを伝える
1つの案件に沢山の提案がくるものです。そのため、「自分が執筆した場合、相手にどのようなベネフィットを与えられるのか」を明記することが非常に大切です。
ベネフィットとは、クライアントがWebライティングという商品から得られる具体的なメリットです。
たとえば、あなたに仕事を頼んだら3日以内に納品してくれる、徹底的なリサーチをしてくれる、などが挙げられます。
自分では当たり前だと思っていることも、ライティング業界では強みになることがいいところです。クライアントが求めているライター像に合わせて、ベネフィットも柔軟に記載しましょう。
対応可能な時間を記載する
副業でライターをされている方は特に、ご自身が対応可能な時間を記載するようにしましょう。
平日:2〜3時間
休日:5〜6時間
といった内容で問題ありません。その他にご家庭の事情などで、どうしても連絡がとれない時間がある場合は事前に記載しておくことをおすすめします。
ただし、Webライターは納期のあるお仕事ですので、迅速に連絡がとれるライターが好まれます。あわせて「スマホは随時チェック可能です」「12時間以内に必ずご返信いたします」などの一言を記載しておくといいでしょう。
熱意も大切
なんだかんだ言って、熱意って文字でも伝わるものなのでとても大切です。
たとえば、自分がクライアント側だとして明らかなテンプレ文だと「このひとにはお願いしたくないなぁ…」と思ってしまいます。
提案文はラブレターのようなもの。自分だけに届いたと思ったラブレターが、コピペ文だったら悲しい気持ちになってしまいますよね。
「どうしてこの記事を執筆したいと思ったのか」など、提案する内容に合わせて随時変えていくようにしましょう。
提案文でやってはいけないこと
逆に提案文でやってはいけないことをご紹介します。基本的には、聞かれた内容にきちんと答えることが大切です。また、自信のなさから「未経験」「初心者」を過度にアピールしないようにしましょう。
質問や確認依頼にきちんと答えていない
案件の依頼内容には、クライアントからの質問や確認事項が記載されていることが多くあります。クライアントがどのようなライターを求めているのか考えながら、依頼内容は必ず熟読し、聞かれたことにはきちんと回答しましょう。
はじめてアピールが強い
未経験でライターを始めると、最初は自信がないために「未経験」「初心者」「駆け出し」などとはじめてアピールをしてしまいがちです。しかしこれはどれもNG。
クライアント側の立場に立って考えてみれば、「そんなに自信がないのなら、経験がある方にお願いしたい…」と思われてしまっても仕方ありません。
ライターとしてのお仕事がはじめてであっても、日々さまざまな場面で文章を書くことがあると思います。マニュアルがある案件もたくさんありますので、自信を持って提案していきましょう!
まとめ
Webライターの仕事をはじめてオンラインで受注するときは、不安も大きいかと思います。
しかし、LINEやTwitter、本業でのメールなども文章の1つです。確かにWebライターは特別な知識があると重宝されますが、未経験や初心者の方でも気軽にはじめることができます。
最初は得意なジャンルが分からないかもしれませんが、まずは好きなことや本業で人より知識があるものからはじめてみてはいかがでしょうか。
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