「そろそろ仕事をまた始めたい。」
「でも育児と仕事をちゃんと両立できるのかな…?」
子供が生まれて専業主婦になっても、一度は働きに出ることを考える人も多いかと思います。
しかし子供がいないときと子育てしているときでは働き方が変わってくるもの。
どうしても子供のことで、自分の仕事に影響がでてしまうからです。
では子育てしながら育児と仕事を両立するには、どんな働き方がよいのでしょうか?
子育てママの働き方としては、アルバイト・パート・派遣・正社員といろいろな働き方があります。
結論から申し上げますと、家庭状況によって働き方は人それぞれです。
子育てママ全員に共通するベストな働き方はありませんが、その人にとってのベストな働き方はあります。
この記事ではそれぞれの働き方を紹介しますので、仕事と育児の両立の参考にしてくださいね。
子育てママが育児と仕事を両立するためには
子育てママの働き方としては、アルバイト・パート・派遣・正社員どの働き方でも条件によっては可能です。
正社員の場合、もともと妊娠する前から正社員として働いていて、育休後に職場復帰する人も多いでしょう。
しかし子供を抱えながら、一から正社員の仕事を探して始める場合はとても難しくなります。
なぜなら、子育てママを対象にした正社員の求人自体がとても少ないから。
アルバイト・パート・派遣でしたら、子育てママを対象にした求人も多く、子供を持ってから初めての仕事でも育児との両立がしやすいです。
そして派遣会社の正社員としてなら、一から正社員の求人を探すよりも探しやすくなります。
ではその3つの働き方の違いはなんしょうか?
これからアルバイト・パート・派遣の働き方の違いを紹介していきます。
アルバイトとパートの違いってなに?
アルバイトとパートって何が違うの?って思ったことはありませんか?
アルバイトとパートは、労働基準法の上での区別が実はありません。
呼び方が違うだけで、位置づけとしては同じ「短時間労働者」になります。
そして正社員と短時間労働者(アルバイト・パート)の違いも実は「労働時間の長さ」だけしかありません。
アルバイトやパートであっても、条件を満たせば社会保険に加入できます。
正社員じゃなくても、会社によっては賞与や退職金をもらうことも可能なのです。
でもアルバイトとパートをわけて募集する会社は多いですよね。
法律的にはアルバイトとパートの区別はないですが、会社の便宜上使いわけていることが多いです。
アルバイトとパート、それぞれどんな傾向か紹介していきます。
アルバイトの傾向
- アルバイトは、主婦の他にも高校生や大学生などの学生やフリーターが曜日や時間帯を選んで働く形が多い。
- 学生が学校を卒業するまでの間だけ学業の合間に働く。
- 主婦も、長時間働くよりも自分の都合にあった時間や曜日を負担なく働く場合が多い。
- 募集する会社側は、短時間勤務を希望したり、あまり責任ある仕事を任せなかったりする傾向がある。
- 職場によっては、パートよりも立場が低かったり、給与が少なかったりする場合も。
パートの傾向
- パートとして働く人は、学生よりも主婦が圧倒的に多い。
- 曜日や時間帯は選べるが、アルバイトに比べて1日の労働時間が長いことが多い。
- 主婦は、自分の都合にあった時間を選びつつ長時間働くことを希望する人が多い。
- 募集する会社側として、長時間勤務・長期雇用を希望する場合が多く仕事内容もアルバイトに比べて責任ある仕事を任せる傾向がある。
- 職場によっては、正社員以上に勤続年数が長く、人によっては責任ある立場にいる場合も。
中には正社員以外すべてパートか、正社員以外すべてアルバイトの形態にしている会社もありますが、アルバイトとパートに分ける場合は上記のような使い分けが多い傾向です。
私が働いていた職場では、パートの方がアルバイトに比べて月の契約時間が長く、賞与や能力手当がありました。
ただアルバイトの方が月の契約時間は少ないので、時間帯は選びやすかったのと責任ある業務は少なかったです。
このような傾向を参考にして、自分の家庭状況に合った働き方を選ぶとよいでしょう。
例えば、まだ子供が幼く育児に時間がかかるときはアルバイトから始め、子供が大きくなり自分の時間が増えてからはパートにする形でもいいですよね。
子育てママに利用して欲しいアルバイト・パートの求人サイト
アルバイト・パート、どちらにしても子育てママを対象にした募集を多く扱っている求人サイトを参考にしたいですよね。
子育てママを対象にした求人を多く扱っているアルバイト・パートの求人サイトを紹介します。
- 全国に対応していて、各県のコンテンツがある
- 主婦歓迎のパート・アルバイト特集アリ
- 未経験・ブランクOKの時短で始めるオフィスワーク特集アリ
- 40代~50代の職場特集アリ
- 在宅ワークの案件も取り扱っている
サイト内に主婦のニーズに合ったいろいろな特集があります。
「テレビ電話面接」を取り扱っている案件特集もありました。
自宅で子供がいながらスマホでできる面接方法です。
子育てしながらの就職活動は大変なので便利ですよね。
- 全国に対応していて、案件数が多い
- 主婦歓迎のパート・アルバイト特集アリ
- バイト期間を1日(単発)~長期まで細かく検索することが可能
- 募集内容で職場の雰囲気がわかる動画を観ることができる
- 募集内容に職場の年齢層・男女比・職場の雰囲気(しずか~にぎやか)の表示
- 在宅ワークの案件も取り扱っている
案件数が多いのと単発バイトから長期バイトまで細かく検索できるので、自分の生活スタイルにあったパート・アルバイトを探すことができます。
募集内容で、応募している会社内を見ることができる動画があるので職場の雰囲気が気になる人にとってオススメです。
- 全国に対応
- 子育てママを対象にした在宅ワーク専用求人サイト
- 雇用形態は、アルバイトの他に正社員・派遣・契約社員・業務委託アリ
- オンライン講座アリ
- パソコン支給・レンタルありから求人検索可能
- 未経験・ブランクOKの求人アリ
- 単発・継続案件どちらも選べる
在宅ワークのバイトを探したい子育てママにとって、ママワークスはオススメです。
子育てママを対象にした在宅専用サイトなので、在宅ワークで育児と両立しやすい仕事を探しやすいでしょう。
派遣は他の雇用形態と何が違うの?
派遣は、他の働き方と大きく違うところは雇用形態です。
派遣は、派遣元の企業と雇用契約をして、実際の業務は派遣先の職場で行います。
- 雇用関係はないが、派遣先(実際に働く職場)の指示を受けて働く。
- 給与は、派遣先ではなく派遣元(派遣会社)から支給される。
- 登録型派遣の場合、3年ルールがあり、3年以上同じ職場の同じ部署で働くことができない(同じ職場の違う部署なら働くことができる)
- 時給は、アルバイトより高いことが多い。
- アルバイトより時給は高いが昇給はない。
- 基本、決められた時間(残業がない)決められた仕事のみ。
私が働いていた職場の場合は、アルバイトと派遣の両方いましたが業務内容は同じですが時給は派遣の方が高かったです。
そして職場の掃除当番などは、パート・アルバイトは通常業務とは別にありましたが、派遣の場合は決められた仕事以外は一切やらずに済みました。
勤務条件も本人ではなく派遣会社の方から職場に提示されていたのです。
欠勤や退職の連絡もやはり本人ではなく派遣会社から報告がありました。
労働条件だけ見れば、アルバイトの自分よりもメリットを多く感じたものです。
以上のことから、時給の高さや決められた仕事だけに専念したい場合は、パートやアルバイトよりも派遣の方がオススメです。
ただ登録型派遣の場合は、同じ職場の同じ部署に3年以上いることはできないので同じ職場で同じ部署にずっと長く働きたい人には向いていません。
いろいろな職場や職種を経験したい人には派遣は向いています。
常用型派遣と登録型派遣の違いは
派遣には、2つの派遣スタイル「常用型派遣と登録型派遣」があります。
どちらも派遣会社と雇用契約を結びますが、仕組みが大きく違いますので表で比べてみました。
派遣で働きたい場合は是非参考にしてください。
常用型派遣 | 登録型派遣 |
常用型派遣は無期雇用 | 登録型派遣は有期雇用 |
派遣会社に正社員か準社員として雇われる | 派遣会社に一定の期間だけ派遣労働者として雇われる |
給与は月給制 | 給与は時給制 |
常用雇用なので派遣先を選べない | 有期雇用なので希望に近い派遣先を紹介されやすい |
派遣先での仕事が終了しても派遣元との契約が継続する | 派遣先の仕事をしている間だけ派遣元と契約している |
派遣先での仕事が終了しても派遣元から給与がもらえる | 派遣先の仕事をしている間だけ給与が支払われる |
無期雇用なのでずっと同じ職場の同じ部署に働き続けることができる | 同じ職場の同じ部署を3年経ったら必ず異動しなければいけない |
常用型派遣・登録型派遣、それぞれにメリット・デメリットがありました。
常用型派遣の方が派遣先の自由度は低いですが、正社員やそれに近い雇用になるので安定感があります。
登録型派遣の方は常用型派遣のような安定感はないのですが、派遣先の自由度は高いです。
子育てママに利用して欲しい派遣会社の求人サイトは
派遣をする人にとって派遣会社選びはとても重要になります。
せっかく派遣登録しても、なかなか仕事を紹介してもらえなかったり、派遣会社に話をちゃんと聞いてもらえず自分の希望が派遣先に伝わってないと困りますよね。
ここでは子育てママのサポートに力を入れている派遣会社を紹介します。
- 業界トップクラスの求人数
- 未経験からチャレンジできる仕事もアリ
- 産前産後休業・育児休業制度
- 有給休暇制度アリ
- 一定の基準を満たせば年に1回無料で健康診断を実施している
- 就業条件が加入資格を満たせば社会保険にも加入できる
- ベビーシッターサービス
他にも資格取得支援・事務系スキルアップ支援講座など、スキルがない不安や、ブランクがあって不安な子育てママへの支援が充実しています。
- オフィスワークの求人多数
- 派遣会社との面談がWeb面談も可能
- 有給休暇制度アリ
- 一定の基準を満たせば年に1回無料で健康診断を実施している
- 就業条件が加入資格を満たせば社会保険にも加入できる
- オリジナル研修・講座アリ
- ベビーシッター・家事代行サービスなどアリ
パソナの求人サイト内に、「キャリアママ倶楽部」といったコンテンツがあり子育てママに役立つ情報を見ることができます。
実務講座の他にも、美容・健康・教養などの自分磨きに役立つ講座もあります。
- 未経験からチャレンジできる仕事もアリ
- 通勤交通費は全額支給
- 条件を満たせば結婚祝い金や出産祝い金アリ
- 有給休暇制度アリ
- 一定の基準を満たせば年に1回無料で健康診断を実施している
- 就業条件が加入資格を満たせば社会保険にも加入できる
- オリジナル講座アリ
- 常用型派遣・登録型派遣どちらも選択可能
アデコは、積極的に無期社員を採用しているので長期で安定して働きたい人にオススメです。
もちろん短期で働ける登録型派遣の方も充実しています。
まとめ 自分の生活に合った働き方を選ぼう!
アルバイト・パート・派遣の働き方がありますが、子育てママの家庭状況によってベストな働き方は変わってきます。
希望時間に数時間だけ働きたい人もいれば、フルタイムで働きたい人もいますよね。
収入面だと、夫の扶養範囲内で働きたい人もいれば、夫の扶養に入らずに収入をできるだけ多く稼ぎたい人もいることでしょう。
周囲の家族から育児と家事を手助けしてもらえるか、子供の年齢によっても育児と仕事の両立の仕方は変わってきます。
そしてできるだけ同じ職場では働きたい人もいれば、いろいろな職場を経験したい人も。
自分らしく育児と両立できる働き方を選ぶことが、無理なく仕事を続けられるコツです。
この記事を読んで自分に合った働き方を見つけてもらえたら嬉しいです。
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